
猪・鹿肉処理施設完成!~京丹後市「ぼたん・もみじ比治の里」~
京都府京丹後市で10日、鳥獣害を引き起こしている猪や鹿を食肉として処理する施設「ぼたん・もみじ比治の里」が完成し、竣工式が行われました。
京丹後市では例年、猪や鹿による農林業への被害が深刻で、2008年度は5,900万円の被害額となっていました。
こういった被害対策のため、猟友会と協力して捕獲を行い、昨年度は猪1,125頭、鹿1,094頭と捕獲。捕獲したもののほとんどが埋没処理されてきましたが、捕獲頭数の増加と猟友会会員の高齢化に伴い、捕獲個体の処理が課題となっていました。
こうした現状をふまえ、京丹後市では猪肉 (ぼたん) や鹿肉 (もみじ) をタンパク源として活用し、観光客誘致や地域振興の材料とする目的で肉処理施設「ぼたん・もみじ比治の里」を建設しました。
運営・管理は社団法人京都府猟友会中部支部猟友会に業務委託され、捕獲した猪や鹿を解体処理して生肉に商品化するとのこと。商品化された肉の販売は、この施設での直売のほか、丹後あじわいの郷、市内直売所などで販売が予定されています。また、今後は地元の旅館やレストランをはじめ、小売業者やネット通販等による販路の開拓を進めていくとのこと。
肉以外の部位については、ペットフード等の製造会社への販売を進めていく予定で、余すことなく活用する方向。
この処理施設では、安心して肉を消費してもらえるように、猪としかの処理において同一機材を使用しないなど、安全性を最優先に考えた処理設備を整えています。また、肉自体にも安全性を求め、捕獲されて放血処理されて2時間以内に施設へ搬入される個体に限られ、捕獲者や日時、場所等の捕獲記録が作成されているものに限るとのこと。
TEL : 0772-84-0168 / FAX : 0772-84-0143
営業時間 : 8:00~17:00
建築物構造 : 木造平屋建 192.78平方メートル
建物施設 : 一時処理室、二次処理室、事務室
主要設備 : 冷蔵庫2基、冷凍室1基、高度排水処理槽1基、など
総事業費 : 86,272,000円
事業費内訳 : 国補助金16,380,000円 / 京都府補助金1,638,000円 / 過疎債58,700,000円 / 一般財源9,554,000円


